2015年9月度セミナーseminar
昨今の食品を中心とした異物混入事故を見ても、その後の対応によっては製造が継続できなくなり組織の死活問題に発展しかねない事となってきています。中でも鼠族や昆虫類由来の異物については消費者に強い不快感を与え、健康危害の有無にかかわらず回収事故にまで発展してきています。そういった事態にならないためには、防虫防鼠専門業者からの協力のもと、自らの組織において効果的な管理体制の構築が求められます。そこで今回は、効果につながる防虫防鼠における科学的根拠と事例を紹介し、管理体制再構築の機会にして頂ける内容のセミナーを開催いたしました。
開催日:2015年9月7日(月)/ 2015年9月8日(火)
会場:広島 、大阪
受講者の声
セミナー後にお客様からいただきましたご意見・ご感想の一部を紹介いたします。
- データを基にした説明で分かりやすかった。社員教育資料として活用したい。
- 異物混入対策の実例を紹介していただいたので良かった。
- 現在の社会状況に照らした説明であった。
- 社内で共通認識を持つために必要な情報が得られた。
- トラップの有効活用などの防虫についての内容が良かった。
講演内容
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■講演1■ 異物混入の現状と最新技術情報
国内で発生している異物混入問題を分析し、またニューテクノグループでの最新の研究成果や、学会で発表された最新情報を紹介することで、最新情報に基づいた異物混入防止と防虫防鼠活動について解説いたしました。
■講師■
東洋産業株式会社 羽原 政明 -
■講演2■ 製品異物解析から見える混入防止策
メーカーから寄せられた異物に対して、数千件を分析し原因の推定を行ってきた経験を活かして、異物を特定するための有用な手法と、分析結果を利用して積極的に再発防止へと役立てることができた事例を紹介し、異物防止対策のポイントを解説いたしました。
■講師■
東洋産業株式会社 大野 竜徳 -
■講演3■ 防虫防鼠事例の詳細解説
ここ数年ニューテクノグループ内で解決してきた防虫防鼠の問題の中から、再現性が高く、解決までのアプローチが適切だった事例を詳細に紹介し、効果的な防除対策をとるための条件についての解説を行いました。
■講師■
東洋産業株式会社 三藤 文章 -
■講演4■ メーカー報告:工場全体で取り組む異物混入対策
株式会社ナリス化粧品は化粧品GMPに加え、5Sから発展した6S巡視活動など、より安全で効果のある製品作りに取り組んでいます。その体制のもと、異物混入対策に具体的な活動内容について紹介いたしました。
■講師■
株式会社ナリス化粧品 兵庫工場 品質管理課 課長 藤田 真秀