2019年8・9月度セミナー

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セミナー概要

セミナーテーマ 社内でやれる、やるべき防虫・異物対策
開催日 2019年8月21日(水)/2019年8月27日(火)/2019年9月10日(火)
会場 広島、高松、大阪
演題・講師
社内でやれる、やるべき異物対策~「異物」から最大限の情報を得る~
東洋産業株式会社 大野 竜徳
建設業からみた、防虫のための着眼点
清水建設株式会社 室井 利夫 氏
社内でやれる、やるべき防虫対策 ~正確な理解が防虫レベルを上げる~
東洋産業株式会社 三藤 文章
概要 食品・医薬品・容器包装等、高い衛生レベルが必要とされる製造業や流通業において、防虫対策をはじめとする異物混入防止対策はとても重要です。一方で、今年に入っても防虫上または異物混入上の問題は多数発生しており、改めてそれらに対する管理の難しさが浮き彫りになっている状況です。
実際の防虫や異物対策は、工場や流通施設が専門家による何らかの支援を受けながら実施する場合がほとんどですが、その際、社内でやるべきことを明確にし、同時にやれることの範囲を広げることで、多くの場合リスクを最低限に抑え、かつ管理レベルを段階的に向上させることが可能です。
そこでこの度、それぞれの専門家による事例紹介と解説をお伝えする機会を作りました。
今回開催致しました「東洋産業セミナー」には、多くの方にご参加をいただき、盛況のうちに終了しました。
お忙しい中、ご来場・ご清聴いただきました皆様、誠にありがとうございました。
広島会場

受講されたお客様の声

講演アンケート
  • テーマがぶれず、防虫対策が分かりやすく説明されていた。
  • 現在行っている防虫対策について確信が持てたことと、間違っていることもあることが分かりました。
  • 自社で出来る薬剤処理、モニタリングを実施してみようと思う。
  • 多くの知識が学べた。自社に持ち帰って発信・相談したいことも得られた。
  • 社内での防虫・異物に対する意識が変わり、自分たちで出来ることをやっていく必要性が改めて分かった。
  • 防虫対策はすべて防虫業者に任せてしまうことは考えず、自分たちで出来ることをする。
  • 解決事例を知ることによって、問題解決のプロセスを理解できた。
  • 実例が多く、異物調査や対策について取り入れられそうな事を聞けたので良かった。
  • 特に建築物への防虫対策が参考となりました。
  • 初めてセミナーに参加しましたが、外部から得られる知識など、仕事に対するモチベーションにも繋がりました。

講演内容

  • ■講演1■ 社内でやれる、やるべき異物対策~「異物」から最大限の情報を得る~

    食品・医薬品・容器包装およびそれらに関連する業界において、異物混入問題は永遠のテーマであり、その予防や再発防止のために、社内外で実際に発見された異物とどう向き合うかは対策の出発点です。
    異物は通常とても小さく、また元の物質とは形や大きさなどの外観が変わっていることが多く、そこからどれだけの情報を得られるかが非常に重要で、ここを誤ってしまうと情報が失われるばかりでなく、その後の対応をミスリードしてしまいます。
    本講演では、社内でできる、やるべき異物混入対策として、社内で異物が発見された際の注意事項、情報を失わないための保管方法、よく観察することでわかる異物発生原因の推測、専門家に相談するときのコツなどを、事例を交えてご紹介いたしました。

    ■講師■
    東洋産業株式会社 大野 竜徳

    東洋産業㈱大野竜徳
  • ■講演2■ 建設業からみた、防虫のための着眼点

    防虫上、建築・設備由来で発生する問題は、建物の経年劣化に伴うものばかりではありません。
    新築や改修の段階で適切な設計・施工を行わないと虫の発生や侵入といった不具合を生じさせることがあり、また適切な維持管理を行わないと建築・設備の防虫機能が失われることもあります。
    本講演では、建築・設備に関わる虫の問題事例やその調査・対策事例を紹介し、通常では気づきにくい建築・設備面での対策の重要性を解説するとともに、自社内でも建築・設備等を自己チェックできるヒントを提供しました。

    ■講師■
    清水建設株式会社 室井 利夫 氏

    清水建設㈱室井利夫
  • ■講演3■ 社内でやれる、やるべき防虫対策 ~正確な理解が防虫レベルを上げる~

    工場や流通施設が防虫管理を行う上で、虫の生息をゼロにすることが困難である以上、虫の発生や侵入といった問題を、大きくさせず収束させることが非常に重要となります。
    実際に、一旦発生した問題を最短で解決するために、まず自社でどのような行動をとればよいのか、やれることをどこまで広げることができるのか、どのような体制をとっておく必要があるのかを整理しておくことで、問題が早期に解決された事例は多数あります。
    本講演では、防虫上の問題を最小限で抑えるために、防虫管理に携わっている社内担当者は何を理解するべきか、製造や日常管理の担当者は何を理解するべきか、様々な事例を工場の立場に立って解説し、それぞれに有効な教育方法を提案しました。

    ■講師■
    東洋産業株式会社 三藤 文章

    東洋産業㈱三藤文章