2023年2月度セミナー
seminarセミナー概要
セミナーテーマ | 工場の経年劣化に対応する防虫対策(追加開催) |
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開催日 | 2023年2月8日(水)/2023年2月9日(木)/2023年2月10日(金) |
会場 | 高松、松山、岡山 |
演題・講師 |
食品・医薬品製造施設の経年劣化に対応する防虫対策・概論
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概要 |
食品・医薬品・容器包装等、高い衛生レベルが必要とされる製造業や流通業において、異物混入防止対策を目的とした防虫対策は重要課題のひとつであり、中でも経年による施設の劣化や汚れの蓄積を、いかに未然に防ぎながら発生時に適切な対応が取れるかが重要です。 一方、施設管理者にとって経年劣化は、日ごろの活動の中ではその進行に気付きにくく、表面化したら対応にコストがかかる場合が多いなどの理由により、予防や発生時の対応が先送りになってしまいがちです。 そこでこの度、それぞれの専門家による事例紹介と解説をお伝えする機会を作りました。昨年開催した「東洋産業セミナー」で、参加された企業様から大変ご好評をいただきましたので、同様のセミナーを追加で開催致しました。 |
受講されたお客様の声
- 防虫リスクとなりやすい経年劣化のポイントや対策について分かりやすく説明していただき、自社でも活用していきたいと思いました。
- なかなか他社事例は話しにくいこともあるので、これからもこのような講演は勉強になります。
- 非常に参考になった。他の社員も順番に参加させたいと感じた。
- 実例をもとに対応のポイントという講話が参考になった。分かりやすかった。
- 事後保全だけでなく、予知保全や予防保全が重要だと知れた。事例を多く知れたことで、想定し備えることができるので良い。
- 劣化はどの設備でも起こるので、対応、対策のヒントをもらえました。
- 頂いた資料や内容を活用して従業員教育につなげたい。
- 経年劣化に対する対策、とても勉強になりました。弊社の衛生管理の参考にさせていただきます。
- 防虫に関する内容の勉強を事前にしていたのですが、このセミナーでもっと深く知ることができました。
講演内容
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■講演1■ 食品・医薬品製造施設の経年劣化に対応する防虫対策・概論
食品・医薬品製造施設は、新築時から年数が経過するに従って、建物の躯体や付帯機能、配管・電気・空調などのユーティリティ施設、直接もしくは間接的な製造設備などに、ハードの劣化や汚れの蓄積をきっかけとした防虫上のリスクが生じます。
実際に起こったリスクに対する「事後保全」、それを今後に生かす「予防保全」、まだ起こっていないリスクに備える「予知保全」のいずれにおいても、実際にどのような劣化が起こり得るのか、劣化が起こってしまうとどのようなリスクが生じるのかを知っておくことは非常に重要な知識となります。
本講演では、まだ顕在化していないリスクに備えるために、もしくは既に表面化したリスクに適切に対応するために、一般的に起こり得る経年劣化の種類や特徴、そこから発生する虫の種類・生態・リスクについて、具体的な解説を行いました。■講師■
東洋産業株式会社 三藤 文章 -
■講演2■ 株式会社ナリス化粧品の防虫対策~新旧の比較でみる工場の劣化とその対策~
メーカーにおいて、異物混入は致命的なクレームの一つであり、SNSが普及している現代においては、1件のクレームは一消費者だけの情報に留まらず広く拡散していく可能性があります。
その様な時代背景の中、高い衛生環境を維持しながら生産を行う工場にとって、経年劣化はとても重要な懸念事項ですが、これは微々たる変化のため、日ごろの活動の中では気付きにくいことが多々あります。
株式会社ナリス化粧品では2019年に同敷地内に新工場を建設・稼働させておりますので、新旧工場を比較して見えてくる点などを踏まえてご紹介しました。■講師■
株式会社ナリス化粧品 兵庫工場 品質管理課 山田泰弘氏 -
■講演3■ ハード劣化および汚れ蓄積の事例と対策
食品・医薬品製造施設における経年劣化によるハード劣化や汚れ蓄積に対応するために、他社で実際に発生した事例を参照して、「自社でもどのようなことが起こり得るか」「起こったことに対してどのような選択肢が持てるのか」を事前に想定しておくことが重要です。
本講演では、まだ顕在化していないリスクに備えるために、もしくは既に発生してしまったリスクに適切な対応を行うために、他社の事例を具体的に解説し、自社での備えに必要な提案を行いました。
○劣化・悪化の具体的な現象・事象
○それが原因となった防虫上のリスク
○リスクに対する有効な防虫対策、有効でなかった防虫対策■講師■
東洋産業株式会社 一田 研二 / 東洋産業株式会社 山口 翔平