ガス燻蒸施工(密閉燻蒸法)
fumigation under sealed
ガス燻蒸施工(密閉燻蒸法)とは?
文化財は、木材害虫やゴキブリなどの虫、腐朽菌などの微生物により被害を受けることがあります。弊社の文化財虫菌害防除施工とは、これらの虫や菌の完全な駆除を、主に文化財に残留しない酸化エチレンガス製剤(エキヒュームS)を用いて行うものです。
対象が文化財であるため、被害が発現する前に予防的に実施することが重要で、定期的に行っているケースも多くあります。
薬剤の効果や文化財への危害は?
調査の対象により手法を使い分けて定期的に調査を行います。
酸化エチレンガス製剤を用いますので、対象物の内部へも薬剤が浸透し、対象物を汚染している虫や菌は殺滅されます。標準的な仕様の場合、第三者機関(財団法人文化財虫害研究所)による効果判定が行われます。
使用薬剤は財団法人文化財虫害研究所が文化財への危害試験を行った上で認可したものであり、中でも酸化エチレンガス製剤は最も実績がある薬剤で、対象物への影響の心配はありません。
施工方法は?
酸化エチレン製剤を文化財の入った空間に一定時間(1~2日)充満させることで、殺虫・殺菌します。施工方法は4種あり、工期は通常2~4日です。
工法 | 条件 |
---|---|
密閉燻蒸 | 専用収蔵庫を備えている施設で可能 |
燻蒸庫燻蒸 | 専用燻蒸庫を持っている施設で可能 |
包み込み燻蒸 | 小規模な対象物や、燻蒸施設がない場合に |
被覆燻蒸 | 建築物や大型文化財の処理に |
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