HACCP導入支援haccp support
2018年6月13日、第196回通常国会にて改正食品衛生法が可決し公布されました。
そこでは、全ての食品関連事業者において「HACCPに基づく衛生管理」いわゆる「HACCPの7原則12手順」を踏んだ製造管理システムの構築をしなければならないとされています。ただし、小規模零細や飲食業などの一定の事業者については、簡素化した「HACCPの考え方を取り入れた衛生管理」として、取り扱う食品の特性等に応じ、各業界団体からの手順書も参考にしながら構築してもよいとされています。
なお、このHACCPによる衛生管理の制度化は、公布から2年(2020年)以内に施行され、さらに1年間の猶予期間が設けられることとなっていますが、直前になって慌てることなく、早めに準備をしておくことが望まれます。
HACCPとは?
HACCPとはNASAで宇宙食の衛生管理を行う方式として開発されました。現在では国連の専門機関からガイドラインが発表され各国で採用されています。
HACCP以前の衛生管理方式は最終製品を抜取検査して行う方式でした。
一方、HACCPとは原料から最終製品までの工程を対象とし、安全な食品にするための特に重要な工程(必須管理点:この工程管理を失敗すると安全性が維持できない点)を連続して監視することで安全性を高めるものです。
HACCP導入支援の実施内容は?
お客様の既存システムに十分配慮して以下のような内容で、計画立案の支援をさせていただきます。
(下表は一例です。取組範囲によりますが、標準的に一年弱の支援となります)
現状確認・スケジュール提案 |
既存のルールや現場を確認します。その結果をもとにスケジュールを作成し、お客様にあった計画をご提案します。(約1ヶ月) |
HACCP基礎研修 |
活動に携わるメンバーに受講いただき、構築に必要なHACCPの知識を基礎知識を習得いただきます。(1日研修) |
一般衛生管理項目(PP)の構築 |
衛生管理の基礎となる一般衛生管理項目(PP)で不足している点や改善すべきについて(再)構築支援を行います。(約3ヶ月) |
HACCPシステムの構築 |
構築の重要手順でもある危害要因分析や重要管理点設定を中心にHACCPシステム構築の支援を行います。(約5ヶ月) |
システム仮運用後確認・改訂 |
構築したHACCPシステムを数ヶ月運用後、本当にお客様にあったものかの確認と、改訂にむけて助言を行います。(約2ヶ月) |
さあ、今からHACCPを構築しませんか?
HACCPの構築について
HACCPはソフト(仕事のやり方)の仕組みです。建物や施設が新しくなくても十分構築できます。 普段行っている清掃や温度管理などの衛生管理事項(一般衛生管理項目)をしっかりやっていれば、書類も少ない軽いHACCPが実現できます。
来る義務化に備えて早めの準備を
HACCPの円滑な構築には①人材の育成、②人・時間の確保、③適切な支援が必要です。そのためには、日常の生産活動に無理が出ないよう、今から準備することが望まれます。
インストラクターについて
当サービスには日本HACCPトレーニングセンター(JHTC)認定リードインストラクターが担当し、現場に即した適切なシステムの構築をお手伝いさせていただきます。
お問い合わせについて
上記サービスに関してお見積りのご依頼・ご相談等は、お問い合わせフォームをご利用ください。